2026年5月23〜24日、オーストラリア・メルボルンで「2026 Melbourne Regional Championships」のポケモンカードゲーム部門(マスターリーグ)が開催された。オセアニア圏のレギオナル大会ながら、参加者959名の大規模イベントで日本勢が大暴れ。決勝を制したのは日本の Hiromu Sasaki(ササキヒロム)選手で、見事優勝を飾った。トップ8のうち過半数を日本の選手が占める圧巻の結果となった。
なお本大会は2026年4月のスタンダードレギュレーション・ローテーション後に行われた「ポスト・ローテーション環境」の大会。詳細は後述の「環境・使用デッキについて」を参照。
大会概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 2026 Melbourne Regional Championships(TCG・マスター部門) |
| 開催日 | 2026年5月23日〜24日 |
| 会場 | Melbourne Convention and Exhibition Centre(オーストラリア・ヴィクトリア州サウスワーフ) |
| 参加人数 | 959名(マスターリーグ) |
| 形式 | スイスドロー全12回戦 → トップカット(トップカットはオープンデッキリスト制) |
| 環境 | 2026シーズン スタンダード |
| 日本からのエントリー | 49名(登録国がJPの選手) |
優勝:Hiromu Sasaki(ササキヒロム/🇯🇵)
スイスラウンドを13勝0敗3分け(無敗)の堂々1位通過。トップカットでも危なげなく勝ち上がり、頂点に立った。
決勝トーナメントの戦績は以下の通り。
- 準々決勝:Taisei Kodama(たっぱー・🇯🇵)に勝利
- 準決勝:Shun Akita(とげきす・🇯🇵)に勝利
- 決勝:Gareth Murphy(🇦🇺)に勝利 → 優勝
奇しくも準々決勝・準決勝はいずれも日本人対決という「日本勢同士の潰し合い」を制しての栄冠だった。
トップカット(ベスト8)最終結果
| 順位 | 選手名 | 国 | スイス成績 | 使用デッキ |
|---|---|---|---|---|
| 🥇 優勝 | Hiromu Sasaki(ササキヒロム) | 🇯🇵 日本 | 13-0-3 | クラハンドラパ |
| 🥈 準優勝 | Gareth Murphy | 🇦🇺 豪 | 12-2-2 | マシラドラパ |
| ベスト4 | Shun Akita(とげきす) | 🇯🇵 日本 | 11-2-2 | オリーヴァーex |
| ベスト4 | Shun Takemasa※ | 🇺🇸 米 | 11-1-3 | ボムドラパ |
| ベスト8 | Sota Kasai(ぷにんこ) | 🇯🇵 日本 | 10-2-2 | クラハンドラパ |
| ベスト8 | Taisei Kodama(たっぱー) | 🇯🇵 日本 | 10-2-2 | ピッピポン |
| ベスト8 | Vignesh Krishnan | 🇦🇺 豪 | 11-3-0 | タケルライコ |
| ベスト8 | Sylas Golding | 🇦🇺 豪 | 10-2-2 | 未公開 |
トップ8のうち、登録国が日本の選手が4名(優勝・ベスト4・ベスト8×2)入賞しており、日本勢が上位を席巻した格好だ。
※りゅうじん選手(マシラドラパ)もトップカットに残っていたが、スリーブのダメージによるアシンメトリーロスで失格処理となっている。
※ Shun Takemasa選手は登録国が米国(🇺🇸)。日本にルーツを持つ選手とみられるが、本まとめでは登録国に基づき参考表記とした。
ベスト16・ベスト32入賞の日本勢
ベスト8以下、ベスト32(スイス最終32位)までに入賞した日本人選手は以下の通り。
トップ16入賞
| 順位 | 選手名 | スイス成績 | 使用デッキ |
|---|---|---|---|
| 11位 | Keito Arai(まく) | 9-2-1 | クラハンドラパ |
| 12位 | Yoshiyuki Arai(Aよし) | 9-2-1 | ボムドラパ |
| 14位 | Shinnosuke Sato | 9-2-1 | 未公開 |
トップ32入賞
| 順位 | 選手名 | スイス成績 | 使用デッキ |
|---|---|---|---|
| 21位 | Daigo Yoshihara(yoshihara/わくい一門) | 9-3-0 | ボムドラパ |
| 29位 | Akira Kurasaki(くらぽん) | 8-2-2 | クラパンドラパ |
| 30位 | Taisei Ito | 8-2-2 | 未公開 |
ベスト32(1〜32位)に入った日本人選手は、上記の優勝〜ベスト8の4名と合わせて計10名。49名のエントリーから上位32名に10名が食い込む高い入賞率となった。
33位以降にも多数の日本人選手がDay2に進出しているが、本まとめではベスト32までを対象とした。
環境・使用デッキについて
本大会は2026年4月のローテーション後(ポスト・ローテーション)のスタンダード環境で行われた。旧環境のうち、ローテーション後も生き残ったのはドラパルトexのみで、現環境では頭一つ抜けた使用率・実績を誇る中心デッキとなっている。
ドラパルトexに次ぐ主要アーキタイプとしては、メガシンカ環境を象徴するメガルカリオex、草エネルギー基盤のオーガポン(みどりのめん)系、北米のロサンゼルスRegional(5月)でトップカット入りしたメガミミロップex、さらにNのゾロアークexやメガ系の「ボックス」型(メガガルーラex/メガアブソルexなど)が挙げられる。ローテーション直後で「絶対的な正解デッキ」が定まりきっていない、流動的なメタゲームが続いている点が現環境の特徴だ。
※ 本大会(Melbourne Regional)における各選手の個別の使用デッキリストは、現時点(記事作成時)で確認可能な形では公開されていない(Limitless Labs上ではデッキアイコンが画像表示されるのみで、テキストデータや個別デッキ解説記事は未掲載)。各選手の正確な使用デッキが公開され次第、上記の「使用デッキ」欄を更新予定。
まとめ
オセアニア圏のRegionalでありながら、49名の日本勢がエントリーし、その実力をいかんなく発揮した今大会。>ササキヒロム選手のスイス無敗優勝を筆頭に、トップ8の半数を日本の選手が占め、さらにベスト32に計10名が入賞するという、近年の日本勢の層の厚さを象徴する結果となった。ポスト・ローテーション環境でメタが流動的な中での好成績だけに、今後のチャンピオンシップポイント争いにも一層注目が集まる。
出典
- Limitless Labs「Regional Championship Melbourne(最終順位・選手別戦績)」
- RK9 Labs「2026 Melbourne Pokémon Regional Championships」
- Victory Road「2026 Melbourne Regional Championships」
順位・成績はLimitless Labs掲載データに基づく(大会ソフト外で集計された非公式データを含む)。氏名の日本語表記は英字表記からの推定です。使用デッキ欄は個別デッキリスト公開後に更新予定。

